Related content

【超初級】『預金と投資と債権』 |  選ぶ際のポイントを知ろう

前記事では、お金の成長における「複利と単利」の違いについて学びました。

今回は、日常のお金の運用に関する実践的な知識を深めていきましょう。預金、投資、債権のそれぞれの特徴や選び方を理解し、お金を賢く使う方法を考えてみましょう。

預金と投資と債権:それぞれの特徴

それぞれの特徴に入る前に、「複利と単利」についてまだ触れていない人は下記リンクを一度目を通していただけると理解がスムーズにいきます。

【初級】『複利と単利』について | 複利と単利の違い

①預金

預金 : 銀行にお金を預けることで一定の利息を得る方法です。銀行の普通預金と定期預金があり、それぞれに特徴があります。銀行の預金金利は複利方式が一般的です。

普通預金

一般的にみなさんが資産管理に利用しているのが普通預金で、日本の大手銀行の普通預金の平均金利は約0.001%~0.02%程度です。普段の取引に利用し、急な支出に備える際に適しています

定期預金

一定期間お金を預けることで高い利息を得ることができ預金。利率は預ける期間や銀行によって異なりますが、日本の大手銀行などの定期預金平均金利は約0.1%~0.5%程度となっています。短期間から長期間まで選択肢がありますが、預金期間中はお金を引き出せないのが特徴です

今回紹介する3つの中で、比較的リスクが低いと言われています。しかし、銀行が破綻するリスクは存在しますので十分考慮した上で預金するか・しないかを判断することが大切です。

②投資

投資 : 資産を運用して増やす手段です。

株式、投資信託、不動産など多種多様な投資商品が存在しますが、それぞれの商品にはリスクやリターンが異なります。

例)

初心者でも始めやすい投資信託。中でも人気商品の一つであるS&P 500(アメリカの株価指数)に連動したファンドの平均金利は過去のデータに基づくと年間約7%程度の成長率が見込まれています。

                 

つまり、投資したお金が長期的に見ると金利7%の利息を生むということ。また一般的に投資のリターンは複利方式なので雪だるま式に成長していきます。

しかし、投資にはリスクがつきものということを忘れずに、適切な分散投資を検討しましょう。

※投資については、種類別に記事を作成する予定です。

③債権

債権 : 国や企業が発行する債務証券(いわゆる借金を買ってね〜の券)であり、投資家は債権を購入することで利息を受け取ります。利息は単利方式

日本国内の国債の平均金利は約0.1%~0.5%程度とされており、安定した収益を求める投資家に適しています。しかし、債権にも信用リスクが存在するため、発行体の信用力を確認することが大切です。

→例えば、国債を購入する場合は国が発行体となるため、国に対し信用力があるか・リスクを取れるかを判断するというお話になってきます。

    リスク:リターン

銀行預金    

 低リスク  :  低リターン

投資       

 高リスク     :       高リターン

債権     

 中リスク   :       中リターン  

まとめ

お金の運用には多くの選択肢があり、預金・投資・債権はその中でも基本的な方法です。

今回学んだ「預金・投資・債権」と「複利・単利」を関連させて判断することで、堅実な資産運用に近づくことができます!

上記を踏まえ目標やリスク許容度に合わせて適切な方法を選び、ぜひ賢いお金の運用を心がけて、将来に備えましょう。

Next.「投資信託について」